ストレスにさらされることの多い私たちが生きる現代では、うつ病や不眠症などの病気を抱える人が右肩上がりに増加する傾向にあります。
ストレスの全くない社会を作るのは難しいことですが、ストレスと上手く付き合っていくことはできます。
まずはストレスから身を守る身体の仕組みと、うつ病に効果のあるローヤルゼリーについて詳しく解説します。
1-1.ノルアドレナリン
ノルアドレナリンはストレスを感じると、アドレナリンやコルチゾールなどのストレスと対抗するホルモンの分泌を促進します。
それらの物質がストレスと戦い、やる気や集中力を高めています。
1-2.セロトニン
セロトニンは、別名を幸せホルモンといって、心の安らぎや幸福感をもたらす物質です。
ノルアドレナリンやドーパミンなどの物質が過剰に分泌されることのないようコントロールしたり、精神のバランスを整えたりしています。
この2つのホルモンは、どちらもストレスから身を守る盾のような存在です。
実際にうつ病の治療薬として処方される薬にも、この2つのホルモンの効き目を高める成分が使用されています。
しかし、昼夜逆転などの不規則な生活や、パソコンやスマートフォンなどの画面に向かって行う作業が増えるなど、現代特有の生活スタイルから、これらのホルモンが正しく分泌されなくなることがあります。
また、精神的なストレスを長期間に渡って受け続けることでも、分泌量が低下したり、作用が弱くなったりします。
そうなった結果、直接精神がダメージを受けてしまい、うつ病や不眠症などの精神疾患の発症に直結するといわれています。
ローヤルゼリーは、うつ病を患う多くの方に愛用されていますが、どのような理由があるのでしょうか?
それは、ローヤルゼリーに、気分の落ち込み、無気力感、不眠などをはじめとするうつ状態の症状改善に、効果のある成分が含まれているためです。
3-1.コリン
コリンは、アセチルコリンを生成する際に必要なビタミン様物質です。
アセチルコリンとは、ノルアドレナリンやセロトニンのはたらきを整え、睡眠や気分の安定に関わる神経伝達物質です。
コリンの摂取は、アルツハイマー病や認知症の予防にも効果があります。
3-2.ビタミンB12
ビタミンB12もまた、記憶力や集中力を高めたり、イライラや気分の落ち込みといった症状を和らげます。
質の良い睡眠にも欠かせません。
さらに、コリンと同時に摂取することで吸収力をアップし、相乗効果が見込める成分でもあります。
うつ病などの症状を訴える人を対象に、ローヤルゼリーを用いた実験が行われました。
うつや不安感の強い人に対してローヤルゼリーを投与したところ、投与量に比例して、強迫性や不安行動が減少するという結果が得られました。
このことからも、ローヤルゼリーには気分の落ち込みを和らげる効果があることが分かります。
うつ病を患っている場合は症状の改善のために、また発症していない状態でも予防のために、ローヤルゼリーは大変有用な成分を含んでいます。
医薬品ではないため、即効性はありませんが、毎日少しずつでも摂取を続けることで実を結びます。
習慣の一つとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。