ローヤルゼリーにDHA、EPAを組み合わせたサプリメントなどの商品が販売されています。
この組み合わせは、身体にどのような効果をもたらすのでしょうか?
混同されがちなDHAとEPAの違いと、ローヤルゼリーとの相性について具体的に説明します。
ローヤルゼリーは、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と、ローヤルゼリー特有の成分を含み、健康や美容などに対しさまざまな効果を持つ天然の食品です。
化粧品やシャンプーなどの製品に配合されることも多いローヤルゼリーは、他の栄養成分と組み合わされていることもあります。
アジ、イワシ、サバなどの青魚に含まれ、健康維持に必要な成分であるにも関わらず、体内でほとんど合成することができない必須脂肪酸のひとつです。
よく、魚を食べると頭が良くなる、と言うのはDHAのはたらきのことを指していて、集中力、判断力のアップや、認知症の予防が期待されています。
実際にDHAは、脳を構成する脂質のうち5%ほどを占め、とくに海馬と呼ばれる学習や記憶を司る部分に多く存在しているのです。
脳へのはたらきの他にも、血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度を下げ、動脈硬化や高血圧の予防など、病気に対する効果もあります。
DHAと同様、青魚に含まれる必須脂肪酸の一種で、体内でほとんど合成することができません。
EPAは脳への効果は少ないものの、血液に対する効果が高く、血液をサラサラにして血栓や心疾患などの生活習慣病を予防したり、抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。
DHAもEPAも熱に弱いため、刺し身にするなど生での調理法が良いといわれていますが、体内で酸化しやすいという特性があります。
ローヤルゼリーがDHAやEPAと組み合わせられるのには、互いの成分同士の相性が良いことが挙げられます。
4-1.酸化を防いでくれる
ローヤルゼリーに含まれるビタミンB群とデセン酸には、抗酸化作用があります。
この作用は、DHA、EPAのもつ酸化しやすいという弱点をカバーし、体内に入ってからこれらの成分が効果を発揮しやすくさせます。
4-2.共通の効果がある
DHA、EPAと同様、ローヤルゼリーにも血栓や認知症を予防したり、中性脂肪やコレステロール値を下げて生活習慣病を予防するなどの共通の効果があります。
どちらか一方を摂るよりも、同じ効果をもつ成分同士の同時摂取で相乗効果が見込めると思われます。
ローヤルゼリーとDHA、EPAは、互いにない効果や弱点を補い合えるベストパートナーといえるでしょう。
かといって、色々な種類のサプリメントを飲むのは大変で、お金もかかります。
DHA、EPA配合のローヤルゼリーなら、一つで数十種類もの栄養成分を摂ることができるので、試しやすいですね。