成人女性の3人に1人がかかっているといわれる子宮筋腫。
今回は、ローヤルゼリーのもつ子宮筋腫の予防や症状改善への有効性についてです。
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍のことです。
女性ホルモンの分泌量に依存して大きくなったり、数を増やしたりするため、20代~40代のホルモン分泌が活発な年齢の女性にみられる病気です。
そのため、女性ホルモンの分泌が減少する閉経後には収束することがほとんどです。
今のところ、有効な予防法は確立されていません。
医薬品ではありませんので、ローヤルゼリーを摂取することで筋腫が消えるなどといった劇的な効果は認められていません。
しかし、長期的に摂取することで、筋腫ができる原因を根本的に改善できる可能性があります。
2-1.ホルモンバランスを整える
ローヤルゼリーには、筋腫ができる原因の一つ、崩れたホルモンバランスを正常に整える成分「デセン酸」が含まれています。
そのため、月経前症候群、生理不順、更年期障害など、同様に女性ホルモンの不調が関わる病気に対して、効果を発揮することが知られています。
2-2.血行を促進する
子宮筋腫には、お腹を温めたりマッサージすることが有効だといわれています。
なぜなら、筋腫ができる原因の一つに血行不良が考えられるためです。
女性に多い冷え症や、ストレスによって子宮に必要なだけの血液が届かなくなり、筋腫がつくられることがあります。
ローヤルゼリーには、冷え性を改善したり、血流を良くする効果があり、数十種類の栄養成分のうち、「アデノシン」という成分が有効です。
冷え性の人に対して行われたローヤルゼリーを用いた実験でも、手足の冷えの改善が認められました。
ローヤルゼリーの摂取に加えて、運動を組み合わせることも大変効果的です。
ただし、大きな筋腫が見つかった方や、医師から運動について制限を設けられている場合は控えるようにしましょう。
2-3.抗ストレス作用
先ほど女性ホルモンを整えるとして言及したデセン酸には、自律神経を整え、ストレスから身を守るという効果もあります。
また、ローヤルゼリーに含まれる「パントテン酸」は、ストレスを感じることで消費されてしまうため、定期的に補う必要があります。
ほかにも、神経伝達物質の一つである「アセチルコリン」は、リラックスしたり、快適な睡眠に欠かせない成分です。
ストレスは、子宮筋腫に限らずさまざまな身体的、精神的な病を引き起こすため、日頃からローヤルゼリーのような、リラックス効果のある食品を摂取する習慣をつけることが大切です。
ローヤルゼリーには、子宮筋腫をはじめとして、乳がんなど、女性特有の疾患の予防や、症状軽減を期待することができます。
健康維持に加え、美容に対してもその効果が注目されており、ローヤルゼリーは今や女性が積極的にとるべき食品といえるでしょう。