生ローヤルゼリーか乾燥ローヤルゼリーか
「調整ローヤルゼリー」はローヤルゼリー100%の製品ではないので、品質という面では、ローヤルゼリー100%の生ローヤルゼリーまたは乾燥ローヤルゼリーのほうが、ローヤルゼリーの含有率が高いという点で品質は上と言うことができます。
こちらのローヤルゼリーサイトでも詳しい解説が記載されています。
では、生ローヤルゼリーと乾燥ローヤルゼリーとでは、どちらが品質的に優れているでしょうか。
いずれもローヤルゼリー100%なので、その意味においては同等と言えます。
ただし、ローヤルゼリーの品質を見るときの、とてもシンプルな方法がありますので以下に紹介いたします。
「デセン酸」の含有量を見る
ローヤルゼリーの特有成分である「デセン酸」は、ローヤルゼリーがローヤルゼリーたるゆえんと言っても良いくらいで、このデセン酸が多く含まれるほど、高品質のローヤルゼリーと言えるのです。
実際、全国ローヤルゼリー公正取引協議会の策定した品質基準では、100gのローヤルゼリーの中に0.18g以上のデセン酸を含まない製品は、「ローヤルゼリー」としての販売ができないことにさえなっているのです。
品質表記を見て、デセン酸の含有量をチェックしましょう。
もちろん、デセン酸の量が多ければ多いほど、品質の高いローヤルゼリーと言うことができます。
デセン酸は、やや苦味のある強い酸味があります。
デセン酸の効果効能については、「ローヤルゼリーの栄養素・特有成分」の項に詳しく書きました。
「採取時期(タイミング)」によって微妙に変わるローヤルゼリーの品質
より採り立たての生ローヤルゼリーにこだわって、「ローヤルゼリーの分泌後できるだけ速やかに採取する」という手法があります。
若い働き蜂は、女王蜂専用の食器である「王台」の上へローヤルゼリーを分泌します。
これを、まだ幼虫である女王蜂が食べるわけですが、王台は女王蜂(の幼虫)が乗れるくらいの大きさなので、幼虫はローヤルゼリーに糞をしてしまうのです。
糞と言っても清潔なので問題はないのですが、糞をしないうちにローヤルゼリーを採取できれば、より品質の高い生ローヤルゼリーが採れます。
こんなこだわったローヤルゼリーの採取法もある、というお話でした。