生のローヤルゼリーは、せっかく栄養価や効果が高いにも関わらず、独特な風味から食べづらさが目立ち、敬遠されがちです。
高価なものでもありますから、賞味期限内に食べきれずに無駄にするなどということは避けたいところです。
そこで、今回は生のローヤルゼリーと相性の良い組み合わせや、美味しく食べられる方法をご提案します。
ローヤルゼリーの独特の酸味は、同じく酸味のある食材と合わせるのが最適です。
オレンジ、レモン、ゆずなどの柑橘系のジュースで割ると、ローヤルゼリーの風味が甘酸っぱさに紛れて自然な味わいになります。
柑橘系のジュースにはビタミンも豊富ですから、栄養面を考えるとできるだけ添加物の少ない100%ジュースがおすすめです。
また、沖縄名産の柑橘であるシークァーサーは、味の相性だけでなくお互いの栄養素の相性も抜群です。
シークァーサーの果実や皮に多く含まれる「ノビレチン」という成分は、認知症やアルツハイマー病などの予防に効果がありますが、ローヤルゼリーと同時に摂取することでその効果が高まることが分かっています。
認知症やアルツハイマー病には、今のところ予防策が見つかっていないため、シークァーサーとローヤルゼリーの相乗効果は大きく期待されています。
ローヤルゼリーのもつ臭みは、牛乳の臭みで相殺することができます。
ローヤルゼリーに含まれる栄養素は、カルシウムともぴったりです。
ヨーグルトや乳酸菌飲料と混ぜても、味が気にならなくなります。
どちらも腸内環境を整えるという共通の効果がありますから、お腹の調子が良くないときには積極的に取り入れたい組み合わせです。
ハチミツと混ぜてパンやホットケーキに塗るという食べ方のほか、牛乳やヨーグルトと混ぜた際、甘みがほしいときにもハチミツをプラスしてみましょう。
青汁が苦手ではない方は、青汁と混ぜるのも一つの手です。
栄養も豊富ですし、青汁のもともとの青臭さやくせによって、ローヤルゼリーのくせを紛らわすことができます。
ローヤルゼリーを冷凍して、そのまま食べるという方法もあります。
生のローヤルゼリーを長期保存する場合には冷凍が基本ですが、この方法は、冷凍庫に入れたついでに手軽に摂取できるのが魅力です。
シャーベット状になった状態が最適で、生の状態よりも少し風味を感じづらくなりますが、それでも苦手な方は、薬局などで売られているオブラートに包むと良いでしょう。
ちなみに、冷凍や冷えた状態のローヤルゼリーには問題はありませんが、加熱することはおすすめできません。
せっかくの栄養素が熱によって壊れてしまう可能性があるためです。
新鮮なものほど味の特徴が如実に現れるといわれる、生のローヤルゼリー。
製品によっても微妙に味が違いますし、味の感じ方にも個人差はありますが、少しでも続けやすい摂り方で毎日続けられると良いですね。