マカといえば滋養強壮効果が知られ、男性が摂取する成分というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?一方のローヤルゼリーは、健康や美容面で様々な効能を持ち、女性的なイメージのある健康食品です。
正反対のイメージを持つマカとローヤルゼリーですが、飲み合わせると女性に嬉しい効果を生み出してくれます。
その効果をご紹介する前に、まずはマカとはどんなものなのかをみていきましょう。
1-1.マカとは?
マカとは、南米ペルー原産のアブラナ科の多年生の植物です。
使用するのは根の部分で、カブのような丸みを帯びた形をしています。
色は白、黄色など14色ほどあり、栄養素が豊富なほど色が濃いのが特徴です。
特にブラックマカは男性に、レッドマカは女性によい効果をもたらすとされています。
栄養面ではアミノ酸やミネラル、ビタミンなど、多くの栄養素を含んでいます。
そのほかサポニンやフラボノイドの一種、アントシアニンなども含み、抗酸化力にも優れています。
これらの栄養素は土壌の栄養素を全て吸いとったものといわれ、その証拠に一度マカを栽培した土壌は数年間不毛になるとされています。
古くは2200年前から栽培され、貴重な成分として重宝されてきました。
現在はペルー国内から持ち出すことは禁止されているため、世界では加工されたものが扱われています。
1-2.マカの効能
マカが生み出す効能は、含有されているアミノ酸やビタミンなどの他に、マカミドやマカエンといったマカ特有の成分が大きく関わっています。
など、様々な方面に効果を発揮します。
土壌の栄養成分を吸いとって滋養強壮や抗酸化力を蓄えるマカは、高い吸収性があるといえます。
このマカとローヤルゼリーを同時に摂取すると、栄養素はどうなってしまうのでしょう?
実は、マカとローヤルゼリーの効能は似通っている部分が多いのです。
滋養強壮は男性だけが喜ぶ効能ではありません。
マカとローヤルゼリーを同時に摂取すると、女性ホルモンのバランスが整えられ、女性が健康な日常をおくるうえで欠かせない機能を高めてくれます。
では具体的にどんな効果を生み出すのか、みていきましょう。
2-1.更年期障害の症状を改善
マカとローヤルゼリーには、どちらにも女性ホルモンと同じような働きを持つ成分が含まれています。
これらふたつの成分が更年期障害の様々な症状の改善に働きかけます。
更年期障害は、閉経後に起きる女性ホルモンの乱れが大きな原因です。
私たちの身体は、エストロゲンとプロゲステロンのふたつのホルモンのバランスによって、正常な機能を維持しています。
普段はホルモン量の調節が正常に行われているのですが、更年期の時期に差し掛かると、エストロゲンの分泌量が急激に減少してしまいます。
その結果、女性ホルモンのバランスが乱れてしまうのです。
心と身体にあらわれる様々な症状は、日常の生活に支障をきたすことも少なくありません。
デセン酸と植物エストロゲンは、更年期に減少するエストロゲンの働きを補い、これらの症状の改善を促してくれます。
2-2.月経前症候群の症状を改善
ホルモンの乱れは生理時の体調にも影響を及ぼします。
ローヤルゼリーとマカはホルモンバランスを整える他に、月経前にあらわれる症状も改善させます。
月経前症候群とは、生理前になると心身に様々な不調があらわれる症状です。
イライラや気分の落ち込みなど、精神的に不安定になったり、疲れやだるさ、眠気など身体的な症状があらわれたりと、人によって症状は異なります。
その種類は200種類以上ともいわれ、20~40代のうち、30代では精神的症状が最も重いとされています。
これらの原因もホルモンの乱れによる影響が大きいのですが、それに伴って生じる自律神経の乱れも要因のひとつです。
女性ホルモンは、脳の視床下部と呼ばれる部分から指令を受けて分泌されています。
視床下部の周囲には自律神経を司る器官も存在しているため、女性ホルモンのバランスが乱れると何らかの影響で誤作動を起こし、自律神経に間違った情報が送られてしまいます。
この影響で自律神経が乱れ、精神的な不調の原因となるのです。
マカは植物エストロゲンの働きでホルモンバランスを整え、さらにビタミンEの作用でエストロゲンの働きをサポートすることで、月経前症候群の原因の改善に働きかけてくれます。
一方のローヤルゼリーは神経系に作用する成分を豊富に含み、自律神経の改善に効果を発揮します。
神経伝達物質の一種、アセチルコリンは神経細胞を正常に整え、自律神経の誤作動を防ぎます。
さらに、ビタミンB6と必須アミノ酸のトリプトファンは、精神の安定に欠かせない物質、セロトニンを合成する原料となり、精神的な症状の緩和を促してくれます。
そのほかデセン酸は、視床下部や感覚を司る器官で構成される間脳に直接働きかけ、自律神経を整える作用も持っています。
ローヤルゼリーとマカはともにホルモンバランスの調整に異なる方面から作用し、ローヤルゼリーが自律神経の調整を担うことで、月経前症候群の症状緩和を促進させてくれます。
2-3.不妊症の改善効果を高める
女性ホルモンのバランスが改善されると、不妊症への効果が高まり、妊娠しやすい環境へと整えられます。
さらに、アミノ酸が豊富なローヤルゼリーとマカには、受胎性を高めるリジン、成長を促進させるアルギニンが含まれています。
これらの成分がホルモンバランスの調整以外からも働きかけ、妊娠しやすい身体へ近づけてくれます。
不妊症の原因はホルモンバランスだけではなく、様々な原因があるとされています。
ただ、重要なのは一つの栄養素に頼るのではなく、バランスのよい栄養摂取を心掛けることです。
過不足のない栄養補給で心身のバランスや機能が整ってこそ、はじめて妊娠へ近づく身体になるといえます。
2-4.ローヤルゼリーとマカの飲み合わせは相性がよい
ローヤルゼリーとマカには、女性に嬉しい効能として美肌効果も持っています。
お互いが含むアミノ酸と、ローヤルゼリー特有の成分、類パロチンの相乗効果で新陳代謝を高め、ハリのある肌の維持にも効果を発揮してくれます。
マカの持つ滋養強壮とは、身体に不足している栄養素を必要な場所に送り、健康な状態を取り戻す作用をいいます。
ローヤルゼリーには体内では作り出せない9種類の必須アミノ酸が全て含まれ、栄養の吸収に欠かせない60兆個の細胞を作り出してくれます。
ローヤルゼリーとマカを飲み合わせることで、全身の細胞にそれぞれの栄養素が満遍なく行き渡り、健康と美しい身体作りを促してくれるのです。
身体の栄養は日々失われていくため、毎日バランスのとれた栄養補給が大切です。
ローヤルゼリーにはマカが配合されたサプリメントも販売されています。
美と健康維持のために、ローヤルゼリーとマカを同時に取り入れていきましょう。