飲みやすさや、持ち運びに便利という点から錠剤やドリンク、粉末などさまざまな形に加工されるローヤルゼリー。
確かに飲みにくいと感じたり、持ち運びには向かないと思われる生のローヤルゼリーですが、加工されたローヤルゼリーにはないメリットがあるのです。
生のローヤルゼリーのメリットは、他の栄養素や添加物などを加えていないため、何といってもその栄養価の高さにあります。
100%自然の状態のローヤルゼリーには、デセン酸、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富です。
(1)デセン酸
デセン酸は、ローヤルゼリーからしか見つかっていない固有の成分で、女性ホルモンと同様のはたらきをして美容や健康を保ったり、生活習慣病の予防に役立ちます。
このデセン酸はその品質を位置づける最も重要な成分ですが、他の形のものに比べ、生のローヤルゼリーが群を抜いて含有量が多いのです。
(2)ビタミンB群
次に、ローヤルゼリーに含まれる10種類のビタミンの中でも、特にビタミンB群と呼ばれるものは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンという、8種類すべてが含まれています。
これらのビタミンB群は、それぞれ違うはたらきを持っていますが、単独では本来の力を発揮することができず、複数を同時に摂ることが重要だといわれています。
代謝に深くかかわり、互いが助け合うことでエネルギーを生み出すなどしています。
不足すると、疲れが抜けにくくなったり、風邪をひきやすくなったりします。
この8種類すべてのビタミンをひとつの食品でとることは難しいとされているため、ローヤルゼリーがいかに優秀かが分かりますね。
せっかくの豊富な栄養をそのまま身体に取り込むためにも、生ローヤルゼリーはおすすめです。
賞味期限内での消費を心がけ、冷蔵庫や冷凍庫に保存することができれば、生ローヤルゼリーの保存もそこまで難しいものではありません。
良薬は口に苦しとは言いますが、生ローヤルゼリーがサプリメント等に比べて敬遠される理由には、もう一つ味の問題があります。
新鮮であればあるほどピリッとした独特の刺激が強いため、飲みにくいと感じる場合は、飲み方を一工夫してみてはいかがでしょうか。
ハチミツを加えて甘味をプラスしたり、ヨーグルトやジュースなどと混ぜて飲めば、味も気にならなくなるはずです。