健康に対する効果を期待してローヤルゼリーを生活に取り入れる皆さんには、よりよいものを選びたいという思いがあるのではないかと思います。
そこで、ローヤルゼリーの品質を見極める上で、いくつか注目していただきたいポイントをご提案します。
デセン酸とは、女性ホルモン様作用、抗菌作用、生活習慣病予防、美容にいたるまで、さまざまな効果が認められている成分です。
ローヤルゼリーからしか見つかっていない固有の成分で、デセン酸こそがローヤルゼリーたらしめるものといっても過言ではありません。
そのため、デセン酸の含まれる量がそのままローヤルゼリーの品質を位置づけ、含有量が高ければ高いほど、高品質なローヤルゼリーであると判断することができます。
一般的なローヤルゼリーのデセン酸含有量は3%前後といわれていますが、独自の採取法によって、倍の6%以上を実現しているという製品も存在します。
ただし、含有量が高いことを示すために、人工的につくられた合成デセン酸を添加しているものもあり、注意が必要です。
ローヤルゼリーは、その製法によって生、乾燥、調整という3つの分類に分けられますが、デセン酸の含有量は、どのタイプのローヤルゼリーを選ぶかによっても変わってきます。
例えば、一切手を加えない生ローヤルゼリーに対し、調整ローヤルゼリーといって、ハチミツやほかの栄養素を添加しているものは、やはりデセン酸の含有量が低くなる傾向にあります。
ただ、調整ローヤルゼリーは価格も手ごろで、飲みやすい味に調整されており、保存がしやすい錠剤などに加工されていることから、生ローヤルゼリーよりもなじみが深いかもしれません。
ローヤルゼリーは生ものですから、鮮度が命です。
通常、働き蜂が女王蜂の育つ部屋に、もととなる分泌物を持ち込んでから、72時間以内に採取するという採取法が一般的です。
当然、時間の経過とともに鮮度は落ち、鮮度が落ちると人の身体に入ったときの効き目は下がります。
最近では、効き目を少しでも高めるために、採取時間を48時間以内に短縮することにこだわっているという製品も、多く見かけるようになりました。
他にも、採取後の保存や加工の過程で独自の方法を採用しているメーカーがあります。
最低限、この3つのことに留意して選んでみてください。
信頼できるメーカーや製品ほど、デセン酸の含有量や製法、採取時間などこだわっているポイントをより詳細に表示し、消費者に判断材料を与えています。
私たちも、それらを読んで判断するためには知識をつける必要があります。
ほかにも、価格や自身の生活スタイルに合った続けやすいものを選ぶということも大切ですから、色々な製品を比較検討してみてはいかがでしょうか。