豊富な栄養素と、健康成分を含むローヤルゼリー。
我が子の健やかな成長を願う親としては、ぜひとも摂らせたい食品です。
ただし、子供に与える際には、年齢制限があることを把握しておかなければなりません。
ローヤルゼリーは、一般的に6~7歳、小学校に上がる頃くらいから飲ませることができます。
このことは、多くのローヤルゼリー商品のパッケージにも記載されています。
それ以下の年齢の子供には与えるべきではありません。
1歳までの乳幼児にハチミツを与えることは危険だとされていますが、ローヤルゼリーの原料としても、微量ながらハチミツが含まれています。
ハチミツに混入していることのあるボツリヌス菌は、大人にとっては無害のものです。
しかし、未発達の子供の腸内では、乳児性ボツリヌス症という感染症を引き起こす危険性があります。
ハチミツと同様に、乳幼児はもちろん6歳以下の子供には、念のため与えないよう注意しましょう。
ただし、発達には個人差がありますので、個々の成長度合いや体質などを見て判断するべきです。
また、思わぬ事故を防ぐためにも、子供の手の届くところに置かないなど、配慮が必要です。
通常のローヤルゼリーでも、年齢をクリアしていれば与えても問題はありませんが、初めての場合は、子供用で慣れさせるのも一つの手です。
子供用は、子供でも飲みやすいよう味を変えたり、配合量が調整されています。
成長期にはたくさんの栄養を必要としますが、食事だけでは補いきれない成分を補うためにも、子供用ローヤルゼリーはおすすめです。
年齢に問題がなくても、たんぱく質アレルギー、花粉症、喘息、蜂アレルギーなどがある場合には注意が必要です。
特に蜂アレルギーは、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり、命に関わる症状が出るおそれがあります。
医師へ相談の上、与えるようにしましょう。
アレルギーがない場合であっても、まずは少量から始め、様子を見ながら徐々に規定の量に近づけていくようにします。
ローヤルゼリーは、年齢やいくつかの注意点に気をつけさえすれば、とても有用な健康食品で、3大栄養素の他にも、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、子供の成長に欠かせない栄養素がいっぱいです。
部活や習い事、勉強などで忙しく、不規則な生活を送ってしまいがちな子供の栄養サポートに、ぜひ取り入れてみてください。