ローヤルゼリーだけに限らず、サプリメントの説明書きをみると摂取量は書かれていても、摂取のタイミングまでは書かれていません。
そのため、自分のタイミングで飲んで効果が出ているのか不安に思っている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、ローヤルゼリーはいつ飲めばよいのか、飲んではいけないタイミングはあるのかをご紹介していきます。
1-1.朝と夜のどっちがいい?
ローヤルゼリーは医薬品ではないので、基本的に飲む時間帯に決まりはありません。
朝は忙しくて時間がない、夜は疲れて飲み忘れてしまうという方もいるでしょう。
一般的には、サプリメントは食事のタイミングで摂取するのが効果的とされています。
それさえ守られていれば、飲むタイミングは朝でも夜でもかまいません。
ローヤルゼリーに含まれる糖質は、身体のエネルギー源となる大切な栄養素です。
朝に摂取すれば脳が活性化され、集中力の向上が期待できます。
またビタミンは就寝中に体内に吸収され、疲労を回復したり、新陳代謝を促す大切な栄養素なので、夜に摂るのが効果的です。
ですが、ローヤルゼリーに含まれるビタミンは水に溶けやすいので、身体から排出されやすい性質を持っています。
これらのことを考えると、朝と夜の2回に分けて飲んだほうが、必要な栄養素を摂りつつ失われやすい栄養素も補うことができるでしょう。
1-2.食後と食前どっちが効果的?
ローヤルゼリーは食品なので、食前・食後どちらのタイミングで飲んでも問題はありません。
ただ、ローヤルゼリーは栄養価が高すぎるため、単体で飲むと人によっては胃に負担を与えてしまう場合があります。
そのためできるだけ空腹時ではなく、お腹に何か入れたあとに飲むとよいでしょう。
また、ローヤルゼリーは優れた健康食品なので、せっかく取り入れるのなら効率よく吸収させたいものです。
食べ物は胃が動いているときに摂ると、消化・吸収がよくなります。
そのため、無駄なく栄養を摂取するには、食後30分以内の胃が活発なときに服用するのがベストなタイミングといえるでしょう。
もう一つの理由として、サプリメントを取り入れはじめの頃は、意外と飲むのを忘れがちです。
毎日食後のタイミングで摂る習慣をつけておけば、飲み忘れることなく継続して栄養を補うことができます。
1-3.目的にあわせて飲む
ローヤルゼリーは、自分の生活スタイルや具体的にどんな効果を得たいかによっても、飲むタイミングが変わってきます。
1-3-1 運動効率を高めたい
ジョギングや筋トレなどの運動効率を高めたい場合は、身体を動かす前に摂っておきましょう。
運動に必要な筋肉量やエネルギーの生産には、アミノ酸の摂取が必要です。
アミノ酸はタンパク質の元になる成分で、私たちには普段の食事からも摂取しています。
特にローヤルゼリーには、食品だけでは摂取が難しい9種類全ての必須アミノ酸が含まれているので、質のよいタンパク質を作り出すことができます。
運動前に食事をすると、食事から摂るアミノ酸が優先的に吸収されてしまい、ローヤルゼリーに含まれるアミノ酸の吸収率を下げてしまいます。
他に、ローヤルゼリーにはビタミンB群も豊富に含まれています。
アミノ酸だけではタンパク質をうまく作り出すことができないため、ビタミンB群の働きを借りる必要があります。
運動する30分前に摂取しておくと、ビタミンB群がうまくアミノ酸を代謝して、効率よく筋肉やエネルギーを作り出してくれます。
運動前でも空腹での摂取を避けるため、ローヤルゼリーを飲む前に軽くお何かお腹に入れておきましょう。
ビスケット1~2枚食べておくだけでも、運動後の空腹も抑えられます。
1-3-2 美容効果を高めたい
肌や髪などの美容効果を高めるなら、就寝前に飲むのが効果的です。
肌や髪の新陳代謝は、就寝中に活発に促されます。
ローヤルゼリーに豊富に含まれるタンパク質は、内臓や筋肉など、身体全体に存在する細胞の原料として使われます。
もちろん、肌や髪の原料となるのもタンパク質です。
私たちが寝ている間にタンパク質の作用が活発になり、細胞を作ったり修復を行ったりします。
そのため修復に必要なタンパク質を体内に蓄えておくため、ローヤルゼリーは就寝前の2~3時間前までに飲むと美容面でも効果を発揮してくれます。
ローヤルゼリーは栄養が非常に豊富です。
それだけに飲むタイミングを間違えると、効果を弱めてしまう場合があります。
せっかく取り入れるローヤルゼリーなので、効果的に摂取するために注意するタイミングも覚えておきましょう。
2-1.熱いものと同時に摂らない
ローヤルゼリーを飲むときは、熱い飲み物は控えましょう。
ローヤルゼリーにはタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は熱が加わると固まる性質があります。
生卵をゆでると固まるのと同じ理屈です。
タンパク質が固まってしまうと性質が変わり吸収率も低下してしまうので、ローヤルゼリーを飲むときは水かぬるめのお湯で飲むようにしましょう。
2-2.お茶やコーヒーの摂取前後
お茶やコーヒーなどの摂取前後は、ローヤルゼリーを飲まないように気をつけましょう。
お茶やコーヒーなどに含まれるカテキンやタンニンは、ローヤルゼリーに含まれている鉄分の吸収率を弱める働きがあります。
そのためお茶やコーヒーを飲む場合は、30分以上間隔をあけてからローヤルゼリーを飲むようにしましょう。
2-3.飲むタイミングを何度かに分けましょう
ローヤルゼリーに含まれる成分は、毎日摂取することで確かな効果を実感できます。
一度飲んでも、栄養は一日を通して徐々に消費されていきます。
栄養を不足させず一日を元気で過ごすために、一日2~3回に分けて飲みましょう。
パッケージに表示された摂取量の範囲内で回数を分け、効率よく栄養を補っていきましょう。