ローヤルゼリーを生で取り入れる場合、色々な食品と混ぜて食べると様々なメリットが生まれます。
特にヨーグルトとの相性がよく、酸味の強いローヤルゼリーと混ぜると味以外にも多くの効果を得られる組み合わせです。
具体的にどんな効果が生まれるのか、ローヤルゼリーとヨーグルトの組み合わせをみていきましょう。
1-1.酸味が気にならなくなる
自然から採取されたままのローヤルゼリーは、特徴として癖の強い酸味があります。
初めて取り入れる方の中には酸味の強さに驚かれる方もいて、摂取方法を色々工夫されているようです。
酸味のあるヨーグルトと混ぜると、デセン酸の酸味と混ざり合い、ローヤルゼリーの強い酸味が気にならなくなります。
また、独特な癖が苦手な方でもあまり気にならないという方も多く、おやつ感覚で手軽に摂取できるようになります。
ヨーグルトの糖分が気になるという方は、砂糖などの甘味料を使用していないプレーンタイプを選ぶとよいでしょう。
1-2.腸内環境が整えられる
ローヤルゼリーとヨーグルトを混ぜるメリットは栄養価の面でも得ることができ、善玉菌を増やして腸内環境を整える効果も期待できます。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌などの善玉菌は、腸内で悪玉菌が増殖しないように防いだり、有害な物質を排除する働きを持っています。
腸内では善玉菌と悪玉菌が常に戦っていて、悪玉菌が増えると腸内環境が悪くなり、便秘などの症状が出てしまいます。
そのため腸内環境を正常に保つには、善玉菌の数を増やさなければいけません。
ローヤルゼリーには善玉菌の餌となる「オリゴ糖」が含まれていて、善玉菌の数を増やしてくれます。
つまり、ヨーグルトと混ぜることで善玉菌の増加を促し、腸内環境を正常に維持する効果があるのです。
1-3.カルシウムの吸収を助ける
ローヤルゼリーにはカルシウムの吸収率を高める働きがあり、ヨーグルトに含まれるカルシウムを効率よく取り入れることができます。
乳製品に多いカルシウムはヨーグルトにも豊富に含まれていて、骨や歯を作ったり、神経細胞に作用したりと、健康維持に欠かせない栄養素です。
ですが、カルシウムは吸収率があまり高くなく、大半は体外に排出されてしまいます。
ローヤルゼリーには他の食品には含まれない成分「類パロチン」が含まれていて、カルシウムの吸収率を高めてくれます。
ヨーグルトと混ぜて取り入れることで、骨粗しょう症の予防、丈夫な歯の形成、ストレスの軽減効果を高めることができます。
ローヤルゼリーとヨーグルトを混ぜる場合、食べ方に気をつける必要があります。
それは「食べるタイミング」と「使用するスプーン」です。
この2つを間違えると、ローヤルゼリーとヨーグルトの栄養価に影響を与えてしまいます。
どんな点に注意が必要なのか、みていきましょう。
2-1.ビタミンB1の使われ方に気をつける
ローヤルゼリーには、疲労回復や神経細胞を正常に保つ働きを持つ「ビタミンB1」が含まれています。
ヨーグルトと混ぜる時は状況に合わせて摂取しないと、ビタミンB1の効果を無駄にしてしまう場合があるので注意が必要です。
ビタミンB1は糖質のひとつ、ブドウ糖からエネルギーを作る時に利用されます。
このブドウ糖から作られたエネルギーは脳の唯一のエネルギーとして使われ、疲労回復効果を生み出します。
また、ビタミンB1は神経細胞の維持にも使用され、イライラの解消や集中力の向上など、精神面に働きかける効果を持っています。
ところが疲れが溜まっている時は疲労回復が優先され、脳のエネルギーを作るために使われてしまいます。
そのため、作業前に気持ちを落ち着かせたい時は疲労時を避けて摂取するとよいでしょう。
反対に、仕事や運動後の疲労回復効果を得たい場合は、砂糖入りのヨーグルトを選んでローヤルゼリーを混ぜましょう。
ヨーグルトの糖分をビタミンB1が効率よくエネルギーに変え、脳の疲労を効果的に回復してくれます。
2-2.金属製スプーンの使用を避ける
ローヤルゼリーとヨーグルトは、ともにタンパク質を豊富に含んでいます。
タンパク質は金属に触れると成分が変質する性質があり、一部の栄養素が損なわれる可能性があります。
ローヤルゼリーとヨーグルトを混ぜた場合だけではなく、単体で摂取するときも金属の影響を受けてしまうので、摂取時は金属を使用していないスプーンを使用しましょう。
ローヤルゼリーとヨーグルトはどちらも豊富なタンパク質を含み、その他の栄養価の面でもそれぞれの効果が高まります。
摂取時や摂取方法を間違えなければ、高い栄養価をそのまま取り入れることができます。
どちらもローカロリーなので、ダイエット時の栄養補給にもぴったりです。
普段の食事との栄養バランスを上手にとり、健康な身体の維持に役立てていきましょう。