ローヤルゼリーは、瓶詰めされた生のもの、粉末状になっているもの、カプセルや錠剤などの種類が主流ですが、今回は糖衣錠タイプをご紹介します。
糖衣錠タイプは風邪薬などによく採用されていますが、ローヤルゼリーにもあることをご存知でしたか?
糖衣錠とは、その名の通り糖分の膜で表面をコーティングしたもので、成分の苦味や臭いを抑えて飲みやすくなるだけでなく、薬やサプリメントなどの中身を保護する役割があります。
糖衣錠タイプには、他のタイプのローヤルゼリーにはないたくさんのメリットがあるのです。
2-1.飲みやすい
糖衣錠最大のメリットは、その飲みやすさです。
一度でも食べたことのある方なら、ローヤルゼリーと聞いて思い浮かぶのは、あの独特の酸味やピリッと舌に感じる刺激ではないでしょうか。
また、味だけでなく臭いが気になるという声も多く耳にします。
しかし、ローヤルゼリーを糖衣錠にすると、不思議なほどにあの風味を感じずに済むのです。
表面が糖分でできていますから、ほんのりと甘みを感じますし、錠剤なので生ローヤルゼリーのように飲み方に工夫をする必要がなくなります。
これまでローヤルゼリーの風味が苦手だった方や、子供、お年寄りまでも抵抗なく摂取できるようになっています。
2-2.保存、持ち運びに便利
生のローヤルゼリーは、栄養価は高いものの、保存や鮮度管理が難しく敬遠されがちです。
粉末のタイプは保存などの問題はクリアしているものの、持ち運んで外出先で摂取するには向かないかもしれません。
それに比べ糖衣錠のタイプは、生ローヤルゼリーほど保存に対して神経質になる必要もなければ、外出先でも水さえあれば摂取することが可能です。
ただし、糖分で覆っているため高温、多湿の環境に弱いという特徴があり、そのような場所を避けて保存場所を選ぶ必要があります。
2-3.胃酸の影響を受けない
ローヤルゼリーの栄養素は、胃酸に弱いと言われています。
そのため、チュアブルなどのタイプでは舌の下で成分を溶かして吸収させる、舌下吸引などの摂取方法が摂られることがありますが、糖衣錠は胃酸の影響を受けにくい作りになっています。
糖衣錠は、経口摂取した後、錠剤がすぐに崩壊して有効成分が一気に放出されてしまわないよう、徐法性製剤という製剤方法が採用されているのです。
糖衣錠タイプは、胃を通過したあたりから徐々に広がっていくので、ローヤルゼリー成分の消化や吸収の効率が高まるといえるでしょう。
ローヤルゼリーの糖衣錠タイプは、さまざまなメーカーが開発しており、種類も豊富で他の栄養素を加えたものも販売されています。
飲みやすさ、保存のしやすさに加え、価格が手頃なものも多いので経済的です。
糖衣錠タイプなら、継続が大切なローヤルゼリーを無理なく続けることができそうですね。